日曜日の朝が来て歯を磨いたら

ここ数年、春の気配を感じさせる今ぐらいの時期になると、胸がもやもやして重苦しくて気持ち悪い感じに襲われるようになっている。母のこともあったし、最初の頃こそ不安に思ったりもしたけれど、要は年齢的・季節的な不定愁訴といったものだなと割り切ってからは、何となくやり過ごしているうちにまた元通りに(奇跡の健康体に。笑)なることもわかってきた。

今年も今まさにその真っ只中なわけだけど、今年の重苦しさには別の感情も入っていることに気づかないわけにはいかない。つまり、また3月11日がめぐってくることへの恐れ。震度6という大きな揺れの恐怖を体験しこそすれ、実際的な被害はほとんどなかった私でさえそうなのだ。

あれからもう1年も経つなんて信じられない。「昨日のことのように覚えている」というクリーシェそのままに、昨日のことのように覚えている。もう1年。まだ1年。そして、この1年間で起こったことを知っているからこそ、1年目の区切りにあの日を思い出すことがつらいという気持ちも痛いほどわかる気がする。ただ、信じてはいる。絶望などしていない。その日その日、自分にできることをやる。

明日は私はtwitterでも沈黙して、黙祷を捧げます。